2016-01-24から1日間の記事一覧

無機化学

鉄の精錬では、まず赤鉄鉱Fe2O3、磁鉄鉱Fe3O4などの鉄鉱石とコークスを層状になるように高炉の上部から送り込み、炉の下方から熱風を吹き込んで銑鉄と呼ばれる鉄を得る。 このとき炉の中では、送り込まれた熱風中の酸素がコークスと反応して、一酸化炭…

高校化学(確認)

アミノ樹脂・・・メラミン樹脂、尿素樹脂 付加縮合によって合成されるもの・・・メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂 開環重合によって合成されるもの・・・ナイロン6、ポリ乳酸 熱可塑性樹脂・・・ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ…

血液型 ~O型血液は万能、血液型は凝集原の型、凝集素は微量なら同型でもOK~

他人の血液を混合すると、赤血球が集まって固まる現象がみられることがあり、これを凝集反応という。ヒトの血液には、赤血球中に凝集原(抗原に相当)AとBの2種類があり、血漿中には凝集素(抗体に相当)αとβの2種類が存在する。凝集素α、βは先天的に存…

花粉症

アレルギーの一種。花粉が抗原となってB細胞がIgEを産生放出する。この抗体が鼻粘膜の肥満細胞(マスト細胞)の表面にあるレセプターにIgEが結合する。再度、花粉(抗原)が侵入してくると、抗原は肥満細胞の表面にあるIgE(抗体)と抗原抗体反応…

遅延型過敏症

ツベルクリン反応・・・結核菌感染した経験の有無の判定に利用 ツベルクリンの成分は、結核菌の細胞壁の破片である。これを注射すると、結核菌に感染したことのない人は何も起こらない。ところが、感染者の場合は、ヘルパーT細胞が結核菌の特徴を記憶してい…

細胞性免疫

免疫にはたらくキラーT細胞が、侵入した非自己物質に直接免疫反応を行う免疫。体液性免疫が届かない、細胞に侵入したウイルスなどに対応している。(例:皮膚や臓器移植に対する拒絶反応、ツベルクリン反応、BCG※) ※BCG接種は、結核菌に対する抗体を…

体液性免疫

①抗体生成の仕組み ある種の抗原が初めて体内に侵入すると、マクロファージ(貪食細胞)や樹状細胞が捕食処理し、その断片をヘルパーT細胞に提示する(抗原提示)。このヘルパーT細胞がサイトカイン(=インターロイキン)を分泌して、抗原を認識したB細…

抗原抗体反応と免疫

人体には細菌やウイルスなどの病原体のような自分の体では生産されない異種タンパク質が侵入すると、血漿中に抗体と呼ばれる一種のタンパク質(免疫グロブリン)が作られる。このとき、抗体を生産させる原因になる物質を抗原という。抗原と抗体の反応には、…

血液凝固

血管壁が損傷を受けると傷口に血小板が集まり、以下のような一連の化学反応が起こり、その結果フィブリンが血球類をからめて血餅になり、凝固して傷口をふさぐ。血餅以外が血清となる。 プロトロンビン+血小板因子+カルシウムイオン+血液凝固因子=トロンビ…

血液中の二酸化炭素運搬

ボーア効果:ヘモグロビンが、血液中の二酸化炭素分圧が上昇するか、PHが低下すると、酸素分圧に変化がなくても、酸素飽和度が減少し、酸素が解離しやすくなる現象。 アロステリック効果:ヘモグロビンと酸素との一時的な結合が、ヘモグロビン自身の立体構造…

細胞についての基礎知識

生物の体を作る細胞の大きさは1~100㎛。 細胞膜で包まれた細胞の内部には遺伝子の本体であるDNAやタンパク質、脂質、炭水化物、ATPなどがある。 細胞には、核酸で包まれた核を持つ真核細胞と、核膜で包まれた核を持たない原核細胞がある。

フェノールとその塩の性質

①水溶液は弱い酸性を示す ②水溶液に塩化鉄(Ⅲ)水溶液を加えると、紫色に呈色する ③ナトリウムと反応し、水素が発生 ④ベンゼンスルホン酸ナトリウムを水酸化ナトリウムとともに融解すると、ナトリウムフェノキシドが生成する ⑤ナトリウムフェノキシドの水溶…