肝臓のはたらき

❶栄養物質の貯蔵と血糖量

❷循環血液量の調節

血漿中のタンパク質の主成分であるアルブミンを生成

❸タンパク質の生成と分泌

血液凝固機能に重要な役割をはたすタンパク質を生成・分泌している

尿素合成と解毒作用

タンパク質の分解により発生した有害なアンモニアを比較的無害な水溶性の尿素に変える。

アルコールを、アルコール脱水素酵素と、アセトアルデヒド脱水素酵素によって分解することにより、有害物質を効率よく体外に排出する助けを行っている。

❺胆汁合成

胆のうから胆管を通って十二指腸に分泌される胆汁は肝細胞から生成される。

胆汁は食物中の脂肪を乳化して細かい粒とし、膵臓から分泌される消化酵素であるリパーゼと反応しやすくすることで脂肪の消化吸収に重要な役割を果たしている。

❻肝臓や脾臓では老化した赤血球が捕捉され分解されるが、肝臓における胆汁の合成において、分解された赤血球に含まれていた鉄は再利用される。